top of page

原画やポストカード(1枚150円)販売中。

売り上げの5%を寄付にあてています。

原画は神奈川県・東京都内であれば手渡しできます。

気軽にご相談ください。

​2018 Happy New Dog Year!!展

銀座1丁目駅からほど近い、ミレージャギャラリーにて展示会が開かれました。

2018年の新年をお祝いする最初の企画展。

今年は戌年の「Happy New Dog Year!!展」となりました。

1月10日、ササハラナツミのほかにも8名のアーティストさんが参加され、あたたかで可愛らしいギャラリーで楽しい展示会​が始まりました。

​ちょこんと可愛らしい祈りのラッパが鳴り響きます。

プロフィールを飾るのは、地元海老名の大空に飛び回るトンビ。

大きくのびのびと空を舞い、静かに美しい声を空に響かせるトンビのように、自由で穏やかな心で展示会に望みたいという想いの表れ。

「こだわらないをこだわる」という言葉には、世の中の「常識」へ疑問を投げかけながら、自由を愛するメッセージが込められています。

一見すると、作品はそれぞれ別の制作者がいるようにも見える。作品はひとつの画材にこだわらず、水墨画、水彩画、アクリル画などたくさんの画材をもちいて制作されている。

展示作品の一番初めに飾れらていた、色鉛筆画と布を合わせた作品。

裁縫は「きっちりしっかり縫わなければいけない」という常識とは逆に、玉止めを表に見せ、さらに布のほつれも作品の一部にしている。

​縫い目の大きさはあえて揃えず、糸や布のちぐはぐさが面白い作品になっています。

​ちなみに、真ん中に差し込まれたイラストも原画で、モデルはササハラナツミの愛犬、チワワのライト君です。

こちらの作品は非売品となっております。

ポケットには小さくなった色鉛筆やバラなど差し入れることができる。

​色鉛筆の赤は、赤色の糸と色を合わせており、作品のアクセントになりつつも、全体的な調和を保っている。

2番目の作品は「ふわりと、風」。

​作品は額に収まらず、額の外へ飛び出している。

こちらは風になびいて、ふわりと空に浮かび凧をイメージした作品です。

青色の水彩絵の具で描かれた可愛らしいイラスト、

紺色や青を基調とした布、そして真っ白に塗られた額が合わさって、爽やかな印象となっている。

​「ふわりと、風」 横15.5cm 縦21cm <販売中> 25,000円(配送費別・税別)

ところどころ、金色と赤の糸が上品なポイントになっている。こちらも玉止めは表側に見せています。

また、長々と伸びた糸も凧をイメージさせるための試みです。

「ぺんぎん」とタイトルがつけられた作品。

本物のぺんぎんとは全く違う、デフォルメされたデザイン性の高い絵柄になっている。

ジョルジュ・ブラックやピカソなどで有名な美術様式、キュビズムから影響を受けており、幾何学的なラインに基づいて描かれているようです。

​一見不思議な絵柄ですが、よく目をこらせば1体1体それぞれのキャラクター性が感じられる、可愛らしさも兼ね備えた作品。

​「ぺんぎん」 横42cm 縦34cm <販売中> 55,000円(配送費別・税別)

「ぺんぎん」の横に並べられた作品は、一目ではまったく形が掴めない。

 

かろうじて絵の中央には茶色の毛をもった犬が見えるくらい。

「わんこ と でんしゃ」というタイトルを見て初めて、電車であることが分かった人も多いようでした。

それでも、これは電車に乗っている犬なのか、はたまた電車を眺めている犬なのか・・・。

​カラフルな絵の具で描かれた、抽象画のような作品です。

​「わんこ と でんしゃ」 横42cm 縦34cm <売却済み> 35,000

よく見ると、眉毛の太い犬がじっと何かを見つめているようにも。

​荒いタッチの中に、ほっこりと優しい温かみが感じられます。

​「こどもと犬と、森のなかで」 約横50cm 縦45cm <販売中> 55,000

こちらの作品は、黄色を基調とした大きめの展示作品。

遠目では何が描かれているのか分からなかったけれど、近くによってみると、たくさんのこどもたちの顔が描かれているのに気がつく。

​実は一枚の紙に描かれた絵ではなく、たくさんの紙が貼られたコラージュ。

制作の初めは下書きも構図もなしでスタート。

思い思いに飛ばした絵の具の跡から、こどもたちの顔や犬の形に見えるものを選び、色鉛筆や水彩で手を加えながら少しずつ形を作り上げてきたもの。

​時より思うままに画用紙を貼り付けて、そこからまた見えたイメージを描きたしていきました。

​こちらも現実にあるような立体的な空間はなく、キュビズム様式にも見られる、多くの場面や視点をひとつの画面に収める手法がとられています。

空想の中のイメージがエコーするように、​時間の移ろい全てをひとつの作品に込めたい、という心持が感じられる作品です。

こちらの作品は近寄りがたい雰囲気もあるけれど、製作中、心の中にこどもたちと動物への平和と自由を願う気持ちを持ち続けた。

「わん、わんこ」とタイトルのつけられた作品。

一風変わった風貌の犬は、墨で描かれた水墨画。

こちらは筆をつかって描かれたものではなく、一枚の細長く切った画用紙をつかって制作されました。

絵の細い線は画用紙の角を使って引かれ、

太い線は紙の平らな縁を。

​また、実はこちらも下書きはなく、直接墨を紙に注ぎ、広がった墨を伸ばしながら形を整えていきました。

​「わん、わんこ」 約横35cm 縦29cm <販売中> 25,000

近くでみると、墨ならではの美しい光沢がわかる。

​ぺったりと塗り広げられた墨や、かすれた墨の具合が楽しい作品です。

作品の中で、特にほんわかと優しい印象のある「わんわん、大集合」と名づけられた水彩画。

たくさんの種類のわんちゃんの記念撮影のような可愛らしいイラストです。

描かれている犬種もそれぞれ違い、また表情も生き生きとしているのが分かります。

 

大きさも模様も色も違うわんちゃんたちの中に、きっとお気に入りの犬を見つけられるはず。

犬たちの背景は花の咲く野原や丘。

背景は点描画のように、1点1点筆で色をのせている。

​明るいパステルカラーの色合いが、さらに可愛らしく穏やかな雰囲気を作り出しているようです。

​「わんわん、大集合」 約横40cm 縦30cm <販売中> 35,000

​犬たちの真ん中にいる、赤いリボンのロングヘアーチワワのモデルも、やっぱり愛犬ライト君です。

こちらは「わんこ、椿」という水彩画。 

丸まって眠る犬や、お腹を出してゴロンとリラックスしている犬が可愛らしい作品。

​椿や犬の形は平面的でデフォルメされ、デザイン性のある作品になっています。

​黒い線で縁取られた犬たちの形も、どこか幾何学的です。

​「わんこ、椿」 額:約横35cm 縦29cm 水彩画:A6ハガキサイズ <販売中> 25,000

椿は丸や三角を用いてデザインされており、いかにシンプルな形で椿を絵描くことができるかという制作者の試み。

他にも椿の葉など、色で塗りつぶしをする「面」と輪郭を縁取る「線」を使い分けている。

作品のタイトルは「いぬ、あたたか」。

タイトルの通り、温かな色合いの水彩画と和紙が組み合わさってできた作品。

​本来額と合わせて使用する、額装マットと呼ばれる厚紙に四角く切った和紙を一枚一枚丁寧に貼り合わせたものです。

犬、と言われないと一見なんの生き物か分からない、不思議な顔立ちです。

見る人によっては、ハリネズミにみえたり、ふくろうなどの鳥に見えたり・・・。

​よくよく見ると、頭に三角の耳がついているようです。

​「いぬ、あたたか」 横40cm 縦30cm <販売中> 45,000

​つぶらな黒い瞳のまわりやお鼻の上がオレンジ色に染まっていて、生き生きとしたぬくもりを感じさせてくれます。

​「ぼくの庭」 横22cm 縦17cm <販売中> 15,000

小さな額に入った可愛らしい作品。

こちらはアクリル絵の具で描かれたもの。

グレーブルーの色をした額と、明るいレモンイェローの絵がとても可愛らしくマッチしています。

「ぼくの庭」とタイトルが付けられた作品の中央に、可愛らしい犬の顔がみえる。

背景はすべて点描画に近く、これといって認識できる形は犬以外に分からないが、それでもまるで犬が黄色の花畑にいるようにも見える。

​そうすると、中央の犬の顔もどこか「ここがぼくの庭だよ」と言っているような、誇らしげな顔に見えてくるようです。

「犬、いぬ」は10×16cmの小さな作品。

よく見ると、小さな作品の中にたくさんの犬の姿が見えてくる。

やはりこちらも、デフォルメされた幾何学的なデザインの犬たちが並ぶ。

それでも目元は黄色やオレンジで彩られて、温かく可愛らしさも感じられる作品になっています。

こちらも作り方は「こどもと犬と、森のなかで」と同じ。

​最初に下書きはなしで、ランダムに貼りあわせた画用紙から犬のイメージを見出し、水彩やアクリル絵の具を用いて形を作り上げています。

作品は仕上げに艶のあるコーティングがされ、見た目もさわり心地も陶器のようです。

​額に入れることなく飾れる作品を目指しました。

​「犬、いぬ」 横16cm 縦10.5cm <販売中> 35,000

ギャラリーで販売しておりましたポストカードはこちらから​ご覧いただけます。

​おわりに

こんにちは、ササハラナツミです。

この度は展示会へお越しくださり、誠にありがとうございました。

初めての展示会の参加となり緊張の毎日でございましたが、たくさんの方々に支えられ、1月15日に無事最終日を迎えることができました。

 

展示会へお誘いくださいましたミレージャギャラリーのオーナー大城さん、ポストカードや名刺の制作を行なってくださった

海老名リコーフューチャーハウスのみなさま、心より感謝申し上げます。

​これからも皆様に幸せをお贈りできるよう、作品づくりに努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

bottom of page